住宅ローンの返済額は経費として認められるのか

不動産所得を計算する際には、「賃貸収入ー経費」の金額を元に税率をかけて所得税の金額を計算することになります(実際の計算はここからさらに所得控除や税額控除を行います)。
毎月の住宅ローンの返済はこの「経費」に含まれるでしょうか。
残念ながら住宅ローンの全額は経費として含めることはできません。
しかし、住宅ローンのうち「支払利息部分」については必要経費として含めることができます。
不動産所得の確定申告を行う際には記入漏れのないように注意しましょう。
次に、事業所得の申告を行う場合を考えます。結論からいうと、住宅ローンのうち「自宅」として扱っている部分については支払利息を事業所得の必要経費に含めることはできません。
たとえば、自宅兼事務所でフロアの3分の1を事業用にあてているという場合には、住宅ローン支払利息の3分の1だけを含めることができるということになります。
具体的な金額で考えると、毎月の返済額が10万円のうち、支払利息が1万円だったとすると、年間12万円の支払利息ということになりますが、上記の例だと12万円×3分の1=4万円だけを事業所得から差し引きできるということになります。
これより多くの支払利息分を差し引きしてしまうと、税務署から修正の指摘を受ける可能性が高くなりますので注意が必要です。”